診療報酬改定

【診療報酬改定】2018年改定における在宅医療のポイントをまとめてみた

更新日:

診療報酬改定の重要なポイントの一つ、それが「在宅医療」です。この部分は外すことはできないですね。

今回の答申で出た内容を踏まえて、ポイントをまとめてみたいと思います。

 

 

スポンサードリンク

在宅医療のポイント

在宅時医学総合管理料・施設入居時等医学総合管理料「月2回以上訪問の場合」の点数を引き下げる一方、在宅療養支援診療所や一般診療所については、「月1回訪問の場合」の点数を引き上げています。

 

通院が特に困難な患者などで算定できる加算も新設し、患者の状態に応じたきめ細かい評価を推進しました。

 

2か所目以降の医療機関でも訪問診療料の算定を認めるほか、在支診以外の一般診療所のみ算定できる加算が新設になっています。これからは、在支診だけではなくて一般の診療所の在宅医療への参入を促していこうという動きが見えますね。

 

では、具体的な項目についてみていきましょう。

 

スポンサードリンク

複数医療機関が行う訪問診療の評価

【新】在宅患者訪問診療料Ⅰ(他の医療機関の依頼を受けて訪問診療を行った場合)

同一建物居住者以外 830点

同一建物居住者   178点

(算定要件)

在医総管、施医総管、在宅がん医療総合診療料の算定要件を満たす他の医療機関の依頼を受けて訪問診療を行った場合、一連の治療につき6か月以内に限り(神経難病等の患者を除く)月1回を限度として算定する。

 

在医総管などの算定要件を満たした医療機関の依頼を受けて、他の医療機関が訪問診療を行った時に、その医療機関で算定可能な評価です。

 

つまり、複数医療機関の訪問診療が条件付きで認められたということです。これまでは、低い点数の往診料で算定しなければなりませんでしたが、830点で算定できるようになります。

 

例えば、

内科のA医師が訪問診療を行っている患者さんで、泌尿器科の症状で訪問診療の必要が出てきた場合。

A医師では専門外なので診療は難しいというケースがあります。

 

そんな時、他院のB医師に訪問診療を依頼をして行ってもらった時に算定できるというものです。高い点数に設定することで、他院の先生にも依頼しやすくしているのでしょう。

 

スポンサードリンク

在支診以外の診療所による訪問診療の評価

【新】継続診療加算 216点(月1回)

※在医総管、施医総管の加算

(算定要件)

  • 当該医療機関の外来または訪問診療を継続的に受診していた患者であること。
  • 算定患者ごとに当該医療機関単独または連携する医療機関との協力の下、24時間の往診・連絡体制を構築すること。
  • 訪問看護が必要な患者については、当該医療機関、連携する医療機関または連携する訪問看護ステーションによる訪問看護を提供していること。

 

一般の診療所が、かかりつけの患者に対して、他の医療機関との連携などによって24時間の往診・連絡体制を構築した場合、在医総管・施医総管の加算を新設されました。

 

そういえば、地域包括診療料の施設基準の見直しでもありましたね?

地域包括診療加算における在宅患者への24時間対応に関する要件について、在宅療養支援診療所以外の医療機関の場合は、連携医療機関の協力を得て行うことも可能とする。

※引用 地域包括診療料 施設基準

 

一般診療所が参入しやすいように、要件の緩和と加算が追加されているということです。

地域包括診療料の届出を行っていて、他医療機関と連携しているのなら、是非算定しておきたい点数ですね。

 

スポンサードリンク

患者の状態に応じた訪問診療の評価

【新】包括的支援加算 150点(月1回)

※在医総管、施医総管の加算

(対象患者)

以下のいずれかに該当する患者

  • 要介護2以上に相当
  • 認知症高齢者の日常生活自立度でランクⅡb以上
  • 月4回以上の訪問看護を受けている
  • 訪問診療又は訪問看護時に処置(簡単な処置を除く)をおこなっている
  • 医師の指示を受け、看護師が痰の吸引、胃瘻、腸瘻の管理などの処置を行っている(特定施設などの入居者の場合)
  • その他、関係機関などとの連携のために特に重点的な支援を必要とする。

 

通院が特に困難と考えられる患者関係機関との連携に特に支援を必要とする患者などについて、在医総管・施医総管の加算が新設されました。

 

在医総管・施医総管の評価も見直しがされています。

在医総管・施医総管(在支診・在支病の場合)

在医総管・施医総管(在支診・在支病の場合)

月2回以上訪問診療を行っている場合

単一建物診療患者が1人 3800点 → 3700点

2~9人        2100点 → 2000点

10人以上       1100点 → 1000点

 

月1回以上訪問診療を行っている場合

単一建物診療患者が1人 2280点 → 2300点

2~9人        1260点 → 1280点

10人以上       660点 → 680点

 

在医総管・施医総管の点数は、「月2回以上訪問診療を行っている場合」の点数を100点引き下げる一方で、機能強化型在支診・在支診以外の医療機関については、「月1回訪問診療を行っている場合」の点数を引き上げています。

 

POINT

「月2回以上訪問」は100点マイナス!、「月1回訪問」は20点プラス!

 

在医総管・施医総管(在支診・在支病以外の診療所の場合)

在医総管・施医総管(在支診・在支病以外の診療所の場合)

月2回以上訪問診療を行っている場合

単一建物診療患者が1人 2850点 → 2750点

2~9人        1575点 → 1475点

10人以上       850点 → 750点

 

月2回以上訪問診療を行っている場合

単一建物診療患者が1人 1710点 → 1760点

2~9人        945点 → 995点

10人以上       510点 → 560点

 

在医総管・施医総管の点数のうち、「月2回以上訪問診療を行っている場合」の点数を100点引き下げている一方、機能強化型在支診・在支診以外の医療機関については、「月1回訪問診療を行っている場合」の点数を引き上げています。

 

POINT

「月2回以上訪問」は100点マイナス!、「月1回訪問」は50点プラス!

 

月2回以上の点数がマイナスになった理由としては、訪問診療は月1回で十分という見解があるからです。中医協の考えとしては、「訪問診療は月1回に移行してたくさんの患者を診てくださいね」と言っているように解釈できます。

なので月2回以上訪問診療が必要なくらい重症な患者については、包括的支援加算が新設されましたので、これを算定してくしかないですね。

 

ただ、今後の改定で月2回以上の訪問診療の要件が追加される可能性も考えられそうです。

スポンサードリンク

まとめ

かかりつけ医の機能強化加算でも評価されているように、在宅医療を行っているかどうかが評価されてきます。

今後の新設点数や加算は在宅に比重を置いたものが多くなってくると思いますので、頭に入れておいた方がいいですね。

スポンサードリンク

最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が気に入っていただけたらシェアしてくれると嬉しいです。

 

関連する記事と広告

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

KOJI

医療事務とアフィリエイトで生計を立てる京都出身の30代 医療事務業務を最適化したいと思いイジブログを立ち上げました。医療事務業務に役立つ情報をまとめてます。

-診療報酬改定

Copyright© イジブログ , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.