診療報酬改定

【診療報酬改定】回復期リハビリテーション1は管理栄養士の配置(努力義務?)

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今回の診療報酬改定で、回復期リハビリテーション病棟入院料についても評価体系が見直されました。リハビリテーション充実加算が廃止されたことで、収益を上げるにはアウトカムを上げていく必要が出てきました。

また、新たに追加されたのが管理栄養士の配置(努力義務)です。努力義務と書かれていましたが、本当にそれでいいの?って感じです。

今回は、回復期リハビリテーション入院料の変更点について簡単に書いてみたいと思います。

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回復期リハビリテーション入院料の見直し

まず、「一般病棟の重症度、医療・看護必要度」の要件(5%)は廃止になりました。

リハビリテーションの実績指数等を組み込んだ評価体型に見直しになり、

上記に伴い「リハビリテーション充実加算」(40 点)は廃止。

これによって、何もしなければ充実加算の分だけマイナスになってしまいます。

 

実績部分の変更

実績部分は、下記4 項目で設定されています。

① 重症者割合(日常生活機能評価10 点以上)

入院料1・2 は「3 割以上」、入院料3・4 は「2 割以上」

 

② 重症者における退院時の日常生活機能評価

入院料1・2 は「3 割以上が4 点以上改善」、入院料3・4 は「3 割以上が3 点以上改善」

 

③ 在宅復帰率

入院料1~4「7 割以上」(改定前の旧入院料2 は「6 割以上」)

 

④ リハビリテーション実績指数

入院料1 は「37 以上」、入院料3・5 は「30 以上」

実績指数は、回復期リハビリ病棟における1 日あたりのFIM 得点の改善度を、患者の入棟時の状態を踏まえて指数化したもの

なお、包括規定の取り扱いは継続です。

「過去6 ヶ月間に当該医療機関で回復期リハビリ病棟入院料を算定する患者に提供された疾患別リハビリの1 日平均実施単位数が6 単位以上の場合」の病棟で、実績指数が2 回連続して27 を下回った場合は、1 日6 単位を超える疾患別リハビリの提供分については入院料に包括

実績指数の年4 回の報告は、年1 回(7 月のみ)の報告へ変更となりました。

 

点数と要件の見直し

以下の合計及び項目別内訳の説明が要件へ(改定前の「リハビリテーション充実加算」の要件)

  • 入棟後2 週間以内に入棟時のFIM 運動項目の得点
  • 退棟(死亡の場合を除く)に際して退棟時のFIM 運動項目の得点

 

点数の見直し

  • 回復期リハビリテーション病棟入院料1 2,085 点(生活療養2,071 点)
  • 回復期リハビリテーション病棟入院料2 2,025 点(生活療養2,011 点)
  • 回復期リハビリテーション病棟入院料3 1,861 点(生活療養1,846 点)
  • 回復期リハビリテーション病棟入院料4 1,806 点(生活療養1,791 点)
  • 回復期リハビリテーション病棟入院料5 1,702 点(生活療養1,687 点)
  • 回復期リハビリテーション病棟入院料6 1,647 点(生活療養1,632 点)

 

回復期リハビリ病棟専従のリハビリ専門職の見直し

以下の両要件を満たす場合は、外来や訪問でのリハビリの提供を可能へ

  • リハビリテーション実績指数が37 以上
  • 当該医療機関において、前月に、外来患者に対するリハビリ又は訪問リハビリを実施

 

実施可能な内容

  • 当該病棟に入院中の患者に対する 退院前訪問指導
  • 当該病棟から退院して3 か月以内の訪問リハビリ・外来リハビリ

 

入院料1 の要件追加

リハビリ計画の作成に、管理栄養士も参画し、栄養関連項目を必ず記載すること

リハビリテーション実施計画書・リハビリテーション総合実施計画書に、栄養状態等の記入欄を追加

管理栄養士を含む医師、看護師その他医療従事者が、入棟時の患者の栄養状態の確認、当該患者の栄養状態の定期的な評価及び計画の見直しを、共同して実施

栄養障害の状態にある患者、栄養管理をしなければ栄養障害の状態になることが見込まれる患者などに、栄養状態に関する再評価を週1 回以上実施

当該病棟に専任の常勤管理栄養士を1 名以上配置(努力義務)

入院料1 では、「入院栄養食事指導料」を出来高算定可へ

「腹膜灌流」を出来高算定可へ

 

3 ヶ月ごとに下記内容について院内へ掲示

  • 前月までの3 ヶ月間の当該病棟からの退棟患者数・回復期リハビリの状態区分の内訳
  • リハビリテーションの実績指数

 

レセプト摘要欄記載事項の見直し

  • 他の回復期リハビリ病棟から転院してきて通算算定する場合
  • 転院してきた旨 → 転院前医療機関の当該入院料の算定日数

 

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管理栄養士は実質専従配置か?

回リハ1の要件に管理栄養士の栄養管理が追加されたことで、管理栄養士の人員配置が問題になってきます。施設基準では努力義務とされていますが、どれほど拘束されるものなのでしょうか。

  • リハビリ計画の作成(栄養関連項目)
  • リハビリテーション実施計画書・リハビリテーション総合実施計画書へ栄養状態等の記入
  • 入棟時の患者の栄養状態の確認、栄養状態の定期的な評価及び計画の見直し
  • 栄養障害の状態にある患者、栄養管理をしなければ栄養障害の状態になることが見込まれる患者などに、栄養状態に関する再評価を週1 回以上実施
  • 「入院栄養食事指導料」を出来高算定可

業務内容としては、こんな感じです。

実施計画書等の記入は問題なくできるでしょうが、定期的な評価や計画の見直し・栄養状態に関する再評価等も入ってきます。

また、栄養指導も出来高算定可能になった事で、回復期リハビリテーション病棟における管理栄養士に求められる業務が一気に増えました。

 

今回は、努力義務の配置でまかなうのではなく、

次回は専従要件になりそうな気がするので、今後の改定を見越した運用をしていく方が賢明かもしれません。

 

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KOJI

医療事務とアフィリエイトで生計を立てる京都出身の30代 医療事務業務を最適化したいと思いイジブログを立ち上げました。医療事務業務に役立つ情報をまとめてます。

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