施設基準

データ提出加算の施設基準は?コーディング委員会の開催は年2回でいいの?

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データ提出加算の診療報酬には、施設基準が設定されており、届出が必要です。

医療機関で、基準を満たすように管理をしていく必要がありますが、改定のたびにしっかりと見直しをすることが重要です。

今回は、データ提出加算の施設基準について書いてみたいと思います。

 

2018年診療報酬改定の情報はこちら

 

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データ提出加算って何?

厚生労働省が実施する「DPC導入の影響評価に係る調査」に準拠したデータが正確に作成及び継続して提出されることを評価したものです。

入院中に1回、退院時に算定できます。

 

1 データ提出加算1

イ 200床以上の病院の場合120点
ロ 200床未満の病院の場合170点

2 データ提出加算2
イ 200床以上の病院の場合130点
ロ 200床未満の病院の場合180点

 

DPCのデータ提出を行っている病院に対する評価点数となっています。

退院時1回ですが、DPC病棟だと稼働率が高いと思いますので、年間で見るとかなりの収益になりますね。

 

 

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データ提出加算の施設基準は?

算定するからには、しっかりと基準を確認する必要があります。

誤った認識でいると、「返還」になりますよ。

 

 

  1. A207診療録管理体制加算」に係る届出を行っている保険医療機関であること。
  2. 標準レセプト電算処理マスターに対応したデータの提出を含め、厚生労働省が毎
    年実施する「DPC導入の影響評価に係る調査(特別調査を含む。)」に適切に参
    加できる体制を有すること。また、DPC調査事務局と常時連絡可能な担当者を2
    名指定すること。
  3. DPC調査に適切に参加し、DPCデータの作成対象病棟に入院する全ての患者
    について、DPC調査に準拠したDPCフォーマットデータを提出すること。
  4. 適切なコーディングに関する委員会」(※)を設置し、年2回以上当該委員会を開催すること。

※ コーディングに関する責任者の他に少なくとも診療部門に所属する医師、薬剤部門に所属する薬剤師及び診療録情報を管理する部門又は診療報酬の請求事務を統括する部門に所属する診療記録管理者を構成員とする。

点数表には、このように基準がかかれています。

 

ちょっと簡単に抜粋してみるとこんな感じ。

ポイント

・診療録管理体制加算の届出

・DPCの担当者を2名指名している

・DPCデータ提出を現に行っている

適切なコーディング委員会を設置、年2回以上開催している。

 

中でも「適切なコーディング委員会」がポイントです。

 

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適切なコーディング委員会とは?

標準的な診断および治療方法について院内で周知を徹底し、適切なコーディング(適切な診断を含めた診断群分類の決定をいう)を行う体制を確保することを目的として設置するもの。

(保医発0325第7号より抜粋)

要するに、DPCの診断群分類の決定を適切に行うための委員会です。

さらに、要件の中には医師、薬剤師、診療録管理担当者を構成員とし、とあります。

 

医師と薬剤師が構成員になっている理由としては、事務的な診療報酬の議論をする場ではなく、具体的な症例を用いて、適切なコーディングについて話し合うことが求められます。

委員会を行っている病院は、

医師

薬剤師

診療録管理担当者

が構成員に入っているかを確認する必要がありますね。

 

それにしても、具体的な症例を用いてコーディングについて話し合うって、なかなかのメンドさ!w

診療情報管理、コーディングに理解のある病院なら良いですが、

医局に理念が浸透していなければ、「なんでそんな会議に出なアカンのだ!」と言われる可能性大です。

 

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これで本当に大丈夫?

データ提出もやっているし、委員会も設置して年2回やっているからオッケー!

 

 

本当に大丈夫でしょうか?

診療報酬の施設基準って、

この施設基準では満たしているけど、

こっちの施設基準ではアウト!なんてこともあります。

 

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DPC対象病院の基準

データ提出やっているんだし、対象病院の基準に当てはまっているんじゃないの?

って思うかもしれませんが、基準は変わります。

 

このDPC対象病院の施設基準についても、

平成28年4月診療報酬改定で要件が見直されました。

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適切なコーディング委員会の開催委回数の要件が

年2回 → 年4回になっています。

届出した当初の運用になっている場合は注意が必要です。

きっちり、年4回以上開催していなければいけません。毎月開催が望ましいです。

 

 

議事録、委員会規定は分けて作る。

例えば、他の会議と同時に開催する、診療録管理委員会と続けて開催する場合、

議事録を一緒に書いている場合がありますが、これは分けて書いた方がいいです。

 

適切なコーディング委員会の規約も別に作成して、議事録も分けて作成するのがベストですね。

 

 

まとめ

日々の業務でしっかりと管理を行っておけば、何も問題はありません。

いざ調査が入った時も堂々と対応できます。

日頃から施設基準を満たしているかのチェックができればいいですね。

 

2018年診療報酬改定の情報はこちら

 

※2018/1/27 追記

2018年度診療報酬改定で、データ提出加算についても見直しが行われました。

といっても、データ提出加算の要件が変更になったわけではなく、入院料にデータ提出が要件化されました。

【回復期リハビリテーション病棟入院料1、2、3、4】
[施設基準]
データ提出加算に係る届出を行った保険医療機関であること。

【療養病棟入院料1、2、回復期リハビリテーション病棟入院料5、6】
[施設基準]
許可病床 200 床以上の病院にあっては、データ提出加算に係る届出を行った保険医療機関であること。

【急性期一般入院料4~7、特定機能病院入院基本料(一般病棟 10 対 1)、専門病院入院基本料(10 対 1)】
[施設基準]
データ提出加算に係る届出を行った保険医療機関であること。

さらに、これまで評価されていなかった、未コード化病名にたいする評価も新設され、より質の高いデータ提出が求められるようになります。

(提出データ評価加算)
未コード化傷病名の使用割合が10%未満の場合 ○点

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KOJI

医療事務とアフィリエイトで生計を立てる京都出身の30代 医療事務業務を最適化したいと思いイジブログを立ち上げました。医療事務業務に役立つ情報をまとめてます。

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