どんどん高齢化社会が進んでいく中で、『医療・介護事業は成長するんじゃないか?』と医療事務を目指される方もいるのではないでしょうか?
女性に人気の職業ということでよく話題にもなります。医療事務は、看護師とは違って資格が必要ない職種です。一部専門学校を卒業した方が来られますが、大抵は4大卒の方なんですね。
課長になってからは人事にも携わるようになり、たくさんの人材を見てきました。そこで感じたことは、未経験だと不安に感じる方も多く、資格を取得してくる方が大半だったんです。
医療事務で働く前に資格を取得することについて書いてみたいと思います。
目次
医療事務資格ってどんなの?
医療事務の資格とはいっても、実はたくさんあります。
専門的な資格としてはこんな資格があります。
- レセプト点検に関する資格
- 接遇に関する資格
- システムに関する資格
- 情報管理に関する資格
まず取得するべき資格としては、『医療事務について総合的に学べる資格』がいいと思います。いきなり、専門的な内容を学んでも、どのように活用していいか現場ではわかりません。
まずは、『医療事務とは何か?』を学ぶことがいいです。
ニチイ学館で目指されているのは『医療事務技能審査試験(メディカル クラーク)』です。医療事務の基本知識である保険制度や、関連法規、医学知識まで網羅できる試験です。また、簡単なレセプト点検の実技もありますので、レセプトの感覚もつかむことができます。
資格を取得して、周りと同じ土俵に立つ
当院でこの1年間に面接をした人の数字ですが、80人中 49人が医療事務資格を取得していました。決して専門学校が多いわけではありません。4大卒の人でも、自主的に医療事務資格を取得していたんです。
医療事務は国家資格ではありませんが、4大卒でも通信講座等で資格を身に着けてくる時代です。今から医療事務になろうと考えている方は、まず同じ土俵に立つためにも資格を取得するのがいいかもしれません。
AさんとBさんが同じような性格、学歴、経験で面接に来たとして、
Aさんは資格有、Bさんは資格無だとするとほとんど同じような人はかなり迷います。
そんな時はやっぱり学歴や、資格を取得しているかで振り落とされたりする可能性がありますね。
『医療事務がやりたい』という気持ちをアピールする材料に
最近は仕事に対して後ろ向きな人がかなり多いです。なんとなく就職して、無難に17:00まで仕事をして帰る、嫌な仕事は拒否する。そんな人は採用したくありません。
医療事務への熱意みたいなものがあると、即採用です。それを感じ取れるのも、『資格を取得しているかどうか』というところで判断をする場合があります。
この人は医療事務のことをたくさん勉強して知った上で、働きたいと思っているんだなあと思って、私は評価しています。
働く病院を妥協しないために
これから、医療事務としての道を目指すのであれば、どうせなら自分の希望する病院で働きたいですよね?そのためにやるべきことはやっておいたほうがいいです。
前述したように、今や資格取得は飽和状態です。同じ土俵に立つためにも、資格を取得しておいた方がいいです。
面接で人の心を引き付ける自信のある人は、資格の勉強は必要ないでしょう。人間力だけで十分採用の余地があるからです。
資格取得者は昇進する?!
常勤職員の32名中 18名が医療事務資格を取得しています。
取得している資格も様々です。
- 診療報酬請求事務能力検定試験
- 医療事務技能審査試験
- 診療情報管理士
- 医療情報技師
当院の役職者の構成は、
部 長 取得
課 長 取得
係長3名 内3名ニチイで取得
主任4名 内3名ニチイで取得
役職者の約8割が資格取得者になっています。
※入職後に取得した資格は除外しています。
勉強して基礎を身に着けている分、現場に放り込まれても混乱せず溶け込むことができたのだと思います。その分教えられるときの吸収も早く仕事の覚えが早くなるということですね。
資格の勉強を通じて基本知識を身に着ける
一番大切なのは、資格の勉強をするプロセス(過程)で基本知識が身についたか?ということです。「資格は受かったけども、勉強したことは忘れてしまった」では、意味がありませんよね。
『医療事務についての基礎を勉強しました!』と自信を持って面接で言えるようになれば、希望する病院に受かる確率もぐっと上がります。
そんな基本知識を身に着けるためには、ニチイ学館の医療事務講座がオススメです。ニチイの医療事務講座は、教材の質が違います。
普段の学習も受験対策も、教材だけで十分なほど。その優れた信頼性は、職業能力開発促進法に基づき公共職業訓練にてもちいる【厚生労働省認定】教材という事実が証明しています。
まとめ
私は医療事務の資格をいくつか持っていますが、実践で役に立つ知識を得られる資格は一握りだと感じています。しかし、初心者が医療事務を始めるときに取っておくものとしては、十分な知識が得られます。
役職者は大半が取得していたように、医療事務として働いていく中で、資格取得のための勉強は必要不可欠といえますね。
とはいえ、なかなか受講に踏み切れない、、、という方もいると思います。
そんな方は、資料請求だけでもしてみてはいかがでしょうか?
どうせ医療事務として働くなら、意味ある方法で学び、希望の病院へ就職しましょう。
ニチイの医療事務講座
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