診察時間外に患者が受診した場合は、通常の診察代金に加えて、時間外加算が算定できます。先日、時間外加算の事で患者からのクレームがありました。
事前に料金について説明していなかったことが原因だったのですが、当たり前の事がしっかり伝わっていなかったようです。
診察時間外に受診すると追加料金がかかる
休日に来院される方は、意外と知らない方が多く、診察後に「こんなに高いの?!」と言われます。
やっぱり知らない方も多いんですね。
なので、時間外の受診問合せが入った時点で、ある程度の料金について事前に説明しておくことにしました。
時間外・休日加算の対応表
以下の表は、6歳以上の患者さんが実際に窓口で支払う負担額の一覧です。
加算 | 区分 | 1割負担 | 2割負担 | 3割負担 | 自費(100%) |
時間外加算 | 初診 | 370円 | 730円 | 1,100円 | 3,670円 |
再診 | 140円 | 280円 | 410円 | 1,380円 | |
時間外特例加算 | 初診 | 510円 | 1,020円 | 1,540円 | 5,120円 |
再診 | 250円 | 510円 | 760円 | 2,530円 | |
休日加算 | 初診 | 530円 | 1,060円 | 1,600円 | 5,320円 |
再診 | 260円 | 530円 | 790円 | 2,630円 | |
深夜加算 | 初診 | 760円 | 1,520円 | 2,290円 | 7,620円 |
再診 | 490円 | 990円 | 1,480円 | 4,980円 |
深夜に初診で診察を受けるだけで、2、290円もの料金がかかります。
これが、通常の診察時間であれば、850円なので、1440円もの差がありますね。
さらに、医療機関によっては、選定療養費として別に料金を徴収されるところもありますので、注意が必要です。
追加料金が発生する時間帯
加算が発生する時間帯は、医療機関によって異なります。
以下は、当院の時間外加算の例になります。
この資料があれば、診療報酬の知識が無い当直者でも時間外加算の対応ができそうですね。
まとめ
時間外に受診するということは、本当に緊急性がある場合だと思っています。
平日の診察時間帯に来院できそうであれば、薬が少ししか出ない場合もあって、そちらを受診したほうがお得です。
「仕事があるから」「救急だと待ち時間が無いから」など、コンビニ受診はやめて頂きたいですね。
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