診療報酬改定

【診療報酬改定】一般病棟入院料の方向性について

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今回も2018年度診療報酬改定について書いてみたいと思います。

入院医療の中身、一般病棟入院基本料についてみていきたいと思います。

 

入院料全般が整備される

一般病棟入院基本料及び療養病棟入院基本料等について、急性期医療、急性期医療から長期療養、長期療養の3つの機能について、入院医療の基本的な診療に係る評価(基本部分)と、診療実績に応じた段階的な評価(実績部分)との2つの評価を組み合わせた評価体系に再編・統合する。

基本部分と実績部分を組み合わせた評価体系とは?以下の図を見ると分かりやすいです。

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※引用 2017.12.6 第376回中央社会保険医療協議会資料

下部の四角部分が基本部分で、上部に乗っている階段が実績部分です。

急性期であれば、看護必要度の割合に応じて点数が加算されるような仕組み。

長期療養であれば、医療区分の患者割合に応じて、点数が加算されていきます。
 

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2020年改定で見直しがある可能性も

基本的な考え方の中に、以下のような文言があります。

平成30年度改定については、患者割合に関する現行の指標(今回改定での見直しがあればその内容を反映させた重症度、医療・看護必要度、医療区分)を用いて評価するが、これらの評価手法については、今回の改定後、関係者の意見も踏まえつつ、より適切な指標や評価手法の開発に向けた対応を行う。

ということですので、「指標の見直しがある」という意味にとれそうです。

つまり、柔軟に対応していける評価体系に変更する。ということですね。
 

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一般病棟入院基本料の見直し

これまでの議論の整理(案)についてから抜粋します。

一般病棟入院基本料(7対1、10 対1、13 対1及び 15 対1)について基本部分と実績部分を組み合わせた評価体系に再編・統合し、新たに、急性期一般入院料(仮称)、地域一般入院料(仮称)とする。

急性期一般入院料(仮称)の実績部分の段階的な評価については、現行の7対1一般病棟入院基本料、10 対1一般病棟入院基本料及びその中間的な評価を設定する。また、中間的な評価は、7対1看護職員配置の届出実績があること重症度、医療・看護必要度の基準について診療実績データにより重症度、医療・看護必要度の基準値に係る判定を行うこと等を要件とする。

急性期一般入院料(仮称)のうち、現行の7対1一般病棟入院基本料相当の評価となる入院料には、7対1看護職員配置を要件とする。

現行の病棟群単位での届出及び 200 床未満の7対1一般病棟における重症度、医療・看護必要度の基準値に係る経過措置については、一定の配慮を行いつつ整理する。

再編・統合のイメージを見ると分かりやすいです。

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※引用 2018.1.10第382回中央社会保険医療協議会資料

つまりは、
10対1入院基本料 → 実績部分による4段階の評価体系

7対1入院基本料 → 7対1で一定の実績を満たさなかった場合は、中間的な評価に格下げされます。

中間的な評価はDPCデータによる診療実績データを元に判定が行われるので、データ提出の周期(3ヶ月)は中間的な評価による点数で請求をしなくてはいけません。

今後新しく作られる入院料については、DPCデータによる診療実績データの判定が当たりまえになってくるかもしれません。
 

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看護必要度の見直し

看護必要度の基準は、支払い側からは30%という意見も上がっています。

診療側の意見は、必要度だけじゃなくて他の指標でも総合的に評価してくれ。というものだったのでどうなるかわかりませんね。

項目の見直しはされるようですので、チェックしておきたいですね。

  1. B項目の「診療・療養上の指示が通じる」「危険行動」のいずれかにあてはまる場合、「A項目1点以上かつB項目3点以上」を該当患者に含める
  2. C項目の「開腹手術」に該当する期間を現行の「5日」から「4日」に変更

 

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一般病棟入院基本料の方向性は?

急性期一般入院料は、現行の7対1相当と中間的な評価が2段階、現行の10対1相当(看護必要度加算1~3)が4段階の計7段階の入院料に再編される見通し。実績部分は、看護必要度の該当患者割合により評価される。

実績部分の評価指標は、今回の改定では看護必要度が用いられるが、次期改定以降で指標の見直しが行われる可能性がある。

中間的な評価の部分では、DPCデータの利用が要件化される見通し。DPCデータでの判定が拡大していく可能性がある。

まとめ

実績での評価が進んできましたが、DPCデータでの判定が拡大することで、データ提出の正確性が求められるようになってきます。
医事課だけでなく、診療情報管理士の需要も増えるのかな?と思ったり。

2018年診療報酬改定のポイントを解説!改定の概要について【その1】

2018年診療報酬改定のポイントを解説!一般病棟・入退院支援【その2】

【2018年診療報酬改定】一般病棟入院料の評価体系が段階的評価へ変わります! 

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