【診療報酬改定】回復期リハビリ病棟入院料の見直し、方向性について

【診療報酬改定】回復期リハビリ病棟入院料の見直し、方向性について

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今回も引き続き診療報酬改定。

答申が出るまでは確定した点数が分かりませんので、現段階でわかっていることを書いていきたいと思います。

 

回復期リハビリ病棟の見直し

  • リハビリの提供による日常生活動作の改善(実績指数)等に応じた評価を一層推進する。
  • 実績指数の高い入院料について、栄養状態の評価や栄養管理に係る取り組みを要件とするとともに、入院栄養食事指導料の算定を可能とする。
  • 回復期リハビリ病棟専従のリハビリ専門職について、一定の要件の下、外来や訪問でのリハビリの提供を可能とする。

※引用 これまでの議論の整理(案)について

実績指数に応じた点数設定がされる可能性があり、より質の高い医療を提供している病院にはそれ相応の点数が算定できます。

さらに、入院栄養食事指導料の算定が可能となることで、回リハの収益は多少上がりますが、そこに導入できるだけの管理栄養士が必要ですね。

回リハは、実績指数が肝となってきそうです。

実績指数の基準引き上げか?

中医協の資料を見てみると、実績指数が27以上の病棟割合は0.2%しかなくほとんどの病院がクリアしているのがわかります。

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ほとんどが実績指数27以上の病院だということが分かりますね。

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平均在院日数も短縮されてきていることから、

今の実績指数の基準は意味を成さないということなのでしょう。。

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実績指数は、例えば30以上という数字に引き上げられる可能性が考えられます。

今、病院の実績指数は大丈夫か、確認しておく必要がありますね。

在宅復帰率の見直し

回復期リハビリ病棟の施設基準の要件で、在宅復帰率が70%以上という縛りがありますが、今回、在宅復帰率についても見直しが行われる予定です。

一般病棟入院基本料や地域包括ケア病棟入院料、回復期リハビリ病棟入院料における在宅復帰率について、自宅などへの退院支援機能を評価する観点や病棟毎の機能を踏まえつつ、名称変更も含めて見直す。

※引用 これまでの議論の整理(案)について

中医協の議論では、以下の資料を見ると分かりやすいです。

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在宅復帰率の計算式で、分子に自院の他病棟への転倒患者が対象となっているが、評価対象に含まないように見直しがされます。

当たり前ですよね。

自院の7対1病棟から回復期リハビリ病棟などの転棟は、これまで「在宅復帰」と評価されていたのがそもそもおかしいです。せめて、他病院に転院させるようにしなさい。ということですね。

さらに、論点(案)の中の4つ目

地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟については、基準値を大幅に上回る医療機関が多数存在することから、本評価指標が、早期退院のインセンティブとなるよう、基準値を引き上げてはどうか。

地域包括ケア病棟、回復期リハビリ病棟については、在宅復帰率の基準値引き上げが予想されます。

施設基準ギリギリで保っている病院にとってはキツイかもしれませんね。

他病院との連携が重要

自院での転棟が在宅復帰率にカウントされないとなると、これまでそのやり方で稼いでいた病院は、他院に転院させなければなりません。

他病院との連携が今後さらに重要になってきます。

噂では、患者を送りあう密約を交わしている医療機関もあるとか・・

さらに転院での受け入れが増えていきそうですね。

まとめ

回復期リハビリ病棟は、病院の収益でも大部分を占めるため、今回の改定の大きなポイントになります。

新点数が出てからも、出遅れないようにしていきたいですね。

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