診療報酬改定

遠隔診療の点数は低く設定されるけど、患者サービス的には導入すべき

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2018年度診療報酬改定のポイントの一つである、遠隔診療。働き方改革の影響もあり、政府はICTを用いた情報通信技術を積極的に導入していきたいようです。

今回は、遠隔診療(オンライン診療)について書いてみたいと思います。

遠隔診療(オンライン診療)とは?

情報通信機器を用いて、患者とは離れた場所から診察を行うことです。

これまでは、「電話等による再診」という点数設定がありましたが、今回遠隔診療について診療報酬上で評価がされるようになりました。

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高齢の方が情報通信機器を駆使できるのか?というところに疑問が生まれますが、そこは置いておいて話を進めます。

続いて、算定要件を見ていきます。
 

遠隔診療の算定要件

算定要件は、個別改定項目から引用します。

オンライン診療料  ○点(1月につき)
[算定要件]

  1.  別に定めるオンライン診療料が算定可能な初診以外の患者で、かつ、当該管理に係る初診から○月以上を経過した患者(初診から○月の間は毎月対面による診療を行っている場合に限る。)に対して、オンラインによる診察を行った場合に算定できる。ただし、連続する○月は算定できない。
  2. 患者の同意を得た上で、対面による診療(対面による診療の間隔は○月以内に限る。)とオンラインによる診察を組み合わせた療養計画を作成し、当該計画に基づき診察を行った上で、その内容を診療録に添付していること。
  3. 当該診療料を算定する場合は、当該保険医療機関に設置された情報通信機器を用いて診察を行うこと。
  4. オンラインを用いて診察する医師は、対面による診療を行っている医師と同一の医師であること。

[オンライン診療料が算定可能な患者]
特定疾患療養管理料、てんかん指導料、難病外来指導管理料、糖尿病透析予防指導管理料、地域包括診療料、認知症地域包括診療料、生活習慣病管理料又は在宅時医学総合管理料を算定している初診以外の患者で、かつ、当該管理に係る初診から○月以上を経過した患者

[施設基準]

  1. 厚生労働省の定める情報通信機器を用いた診療に係る指針等に沿って診療を行う体制を有する保険医療機関であること。
  2. 緊急時に概ね○分以内に当該保険医療機関において診察可能な体制を有していること。(ただし、てんかん指導料又は難病外来指導管理料を算定する患者は除く。)
  3. 当該保険医療機関において、一月あたりの再診料(電話等による再診は除く)及びオンライン診療料の算定回数に占めるオンライン診療料の割合が○割以下であること。

簡単にまとめると下記のようになります。

  • まず再診患者であること
  • 初診から〇ヶ月以上経過していること
  • 要件の管理料を算定している事

おそらくですが、6ヶ月以上経過していることが要件になると思います。いきなり初診時や急性期疾患でオンライン診療はできません。

ある程度診察して、経過観察レベルになってからオンラインで診察してねってことです。

ちなみに、院外処方箋は郵送するようですね。

 

 

オンライン診療は導入すべきか?

診察料を点数の高い順番でみると、下記のようになります。

  1. 対面診察
  2. 電話再診
  3. オンライン診療

もちろん、対面診察が一番高く、その次に電話再診。

オンライン診療は一番低い診察料として設定される可能性が高く、多くの医療機関ではめんどくさがって導入を考えていない病院も多いのでは?

少し想像してみます。

年齢:60歳~くらいの世代

→ 高血圧や糖尿病などの生活習慣病で月1回の通院が必要。

60歳くらいならまだまだ元気な方もたくさんいますよね?毎月の通院が面倒な方も多いはず。そんな中、他の病院では遠隔診療を受けられるという噂を聞いた・・

私なら、ちょっとでも楽ができる病院に行きますね。

他病院との差別化を図る上では導入すべきじゃないかと思います。

今後、外来患者が減少していく傾向にありますので、患者の獲得は必須です。そこまで劇的に増えるとは考えにくいですが、多少の広告塔にはなるはずです。

患者サービスにつながることはやっていきたいですね。
 

まとめ

点数だけを見て判断するのではなく、様々な視点で見るのも大切です。

さらに、院内に情報通信機器の環境を整えておけば、感染防止対策加算や退院支援加算のカンファレンス退院時共同指導料のカンファレンスにも使っていいことになっていますので、一石二鳥です。

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KOJI

医療事務とアフィリエイトで生計を立てる京都出身の30代 医療事務業務を最適化したいと思いイジブログを立ち上げました。医療事務業務に役立つ情報をまとめてます。

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