診療報酬改定

2018年度診療報酬改定の点数が出たよ!改定の概要について

更新日:

2月7日の総会で2018年度診療報酬改定の点数が出ました。

少子高齢化の影響で、団塊世代が75歳以上となる2025年と以降変化に対応できるよう、医療体制を整備するため、医療機関の機能分化や強化を促す内容となっています。
改定の概要について、まとめてみます。

 

改定率と基本方針

診療報酬の本体部分はプラス0.55%(国費+600億円程度)の引き上げになっています。

2018年診療報酬改定率

改定の基本方針としては、下記を掲げ、「医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価」「外来医療の機能分化、重症化予防の取り組みの推進」「質の高い在宅医療・訪問看護の確保」「国民の希望に応じた看取りの推進」などが盛り込まれました。

  1. 地域包括ケアシステムの構築と医療機能の分化・強化、連携の推進
  2. 新しいニーズにも対応でき、安心・安全で納得できる質の高い医療の実現・充実
  3. 医療従事者の負担軽減、働き方改革の推進
  4. 効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続可能性の向上

 

一般病棟入院基本料の再編

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急性期医療の再編が行われ、7対1と10対1入院基本料が「急性期一般入院基本料」に。

1~7の7段階に設定され、ストラクチャーとして、「看護配置10対1以上」「平在21日以内」が要件となっています。

実績部分の評価として、看護必要度が評価され、段階的に点数設定がされていきます。急性期一般入院基本料1は、現行の7対1入院基本料にあたります。

こちらは、7対1の要件である、「看護配置7対1以上」「平在18日以内」が要件となっていますね。

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7対1の点数がそのまま置き換えられる形になりますが、要件が厳しくなってます。

それは、看護必要度が30%以上です。

しかし、看護必要度の判定基準も変更になった影響で、若干ですが、必要度の底上げにつながっています。

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慢性期医療

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  • 「看護配置20対1以上」が要件の療養病棟入院基本料1
  • 「同25対1以上」の入院基本料2

これが一本化になります。

ストラクチャーとして「看護配置20対1以上」が要件となり、

実績部分の評価として、「医療区分2・3の該当患者割合」が評価されます。

療養病棟入院料1は「医療区分2・3割合が8割以上」

入院料2は「医療区分2・3割合が5割以上」が要件です。

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※看護配置や医療区分2・3割合の要件を満たせない病院向けに、2段階の経過措置も設けられます。
 

地域包括ケア

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「自宅等からの入院の受け入れを推進したい」ということが目的で、それを実績に組み込んだ点数が設定されました。

  • 「自宅等から入院した患者が1割以上」
  • 「自宅等からの緊急患者の受け入れが3カ月で3人以上」

在宅医療の提供や介護サービスに関する提供実績が求められるようになります。

ストラクチャー部分は1~4までほぼ変わらず実績に応じて点数が評価されるようになります。

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回復期リハビリテーション

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これまで3つの評価体系だったものが、1~6の6段階に設定されます。

基本部分は「看護配置15対1」「PT2名、OT1名」が基本要件ですが、入院料1・2は「看護配置13対1」「社会福祉士1名」「PT3名、OT2名、ST1名」と現行の入院料1相当の要件が必要です。

アウトカムの基準が引き上げになっているのが厳しいところ。

入院料1を算定していた医療機関は、実績指数が足りていないと、入院料2になってしまう可能性もあります。

そうなると、充実加算が廃止となった分収益が下がってしまいますので、アウトカムを上げるための工夫が必要です。

 

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かかりつけ初診料の加算

今回の改定のポイントと言ってもいいです。かかりつけ医への初診に「機能強化加算」80点が新設されます。

(新) 初診料 機能強化加算 80 点
[算定要件]
地域包括診療加算、地域包括診療料、認知症地域包括診療加算、認知症地域包括診療料、小児かかりつけ診療料、在宅時医学総合管理料(在宅療養支援診療所又は在宅療養支援病院に限る。)、施設入居時等医学総合管理料(在宅療養支援診療所又は在宅療養支援病院に限る。)を届け出等している保険医療機関(診療所又は 200 床未満の保険医療機関に限る。)において、初診を行った場合に、所定の点数に加算する。

選定療養費の徴収義務対象が「一般病床500床以上の地域医療支援病院」から「許可病床400床以上の地域医療支援病院」に拡大されたことで、かかりつけ医にある程度の初診患者が流れてくる可能性が考えられます。

初診料をどれだけ算定していますか?

おそらくかなりの影響になることは間違いありませんね。

施設基準についても、要件が緩和されていますので、必ずしておきたいです。

年間初診患者数が 2500件としても、、、

2500×80点(800円)= 2,000,000

年間200万円の増収になりますね。

在医総管、施医総館

在宅時医学総合管理料(在医総管)と施設入居時等医学総合管理料(施医総管)について、月2回訪問の点数が100点の引き下げになります。

また、一部を除いて(機能強化型在宅療養支援診療所・病院)月1回訪問の点数が引き上げになります。

月1回の訪問で管理ができるようなら、過剰に訪問診療しないで他の患者も診てねってことみたいですね。

当院は施医総管の月2回以上が多いんです。月間で150件くらいですが、年間にすると結構な金額になります。

まとめ

入院料の実績がハードル高いですね。

どうやって乗り切っていくか、皆で考えていきます。3月には具体的な通知がどんどん出てきますので、それまでに概要を頭に入れておきたいですね。

診療報酬改定情報のまとめはこちらをどうぞ↓

2018年診療報酬改定情報まとめ

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KOJI

医療事務とアフィリエイトで生計を立てる京都出身の30代 医療事務業務を最適化したいと思いイジブログを立ち上げました。医療事務業務に役立つ情報をまとめてます。

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